コラム
修行二日目|泰山の色を学ぶ
修行二日目――「色に名前がある」ということ
夏の終わり、蝉の声が遠くで続く工房で、泰山の“命”ともいえる釉薬置きの手ほどきを受けました。色にはそれぞれ名前があり、筆の角度と厚み、待つ時間がその名を呼び起こします。
釉薬という、時間...
百年の美を継ぐために──池田泰佑氏への弟子入りのご報告
このたび中村タイル(株)番頭・嵯峨広造は、泰山タイルの正統な継承者である 池田泰佑氏 に弟子入りし、日々の修行を重ねていくこととなりました。まずこの場を借りて、長きにわたり泰山の美と精神を守り続けてこられた 先人の職人の皆様、そしてその作品を愛して...
触れて感じる、泰山の美
手に触れると
その温もりと
質感が心を揺さぶる
泰山タイル
一枚一枚が絵画のような美しさを持ち
その存在感あるタイルを
職人技で構成し張り込む事で
空間に生命を吹き込みます
大正時代から受け継がれる職人の技と美意識が
現代の暮ら...
泰山のいろ
泰山のいろ
泰山タイルは”いろ”だというひともいる
”いろ”は”ひかり”によって
その姿を変化させる
泰山タイルが輝いて見えた時代
どんな”ひかり”が射していたのか
時代の波に消えたタイルが
今、再び
ひと...
始動・・・(令和6年10月14日)
1枚のタイルが繋ぐ縁
縁なのか
はたまたそれは、運なのか
百年前に生まれた日本のタイルは
三つの時代を越えて
新しい百年を迎えた
そしてまた、これから
時代に求められる姿かたちに
変化していくのだろ...