建物外壁、内部、多くの場所に柏葉と団栗のレリーフタイルが張られている。こちらのタイルは、当初、泰山製作所に依頼され制作されたもの。しかし非常に多くの枚数が必要だった為、泰山タイルの別レーベル「泰平タイル」にて実質的な制作が行われた。機械によるプレス制作。調査、改修の際に発掘されたタイルには、裏面刻印に「三重丸に泰平」のプレスが確認されている。その為、泰平タイルだと言われがちだが、実際には泰山タイルも使われている。
ちなみに、きんせ旅館、北出工芸などで使われている同デザインのタイルは、泰山製陶所製。両社を比べるとレリーフ面のカットや釉薬具合が全く違う。